病理医が読む書籍、買いたくなる書籍⑦
大、久しぶりです、patholotanです。
新型コロナ、まだまだ制圧できませんね。やはり「with コロナ」としての対応、ということに尽きると思います。政府の対応も中途半端だと思っています。基本的には「強く、短い」対処が効果的だと思っています。中途半端にだらだらするのは、成果が上がらない、勉強や片付けと一緒です。
さて、表題について、
⑦まず開くことはないけど、これを逃すと買えなくなる本、すでに絶版とか、マニアックとか、昔所属していた施設にあってお世話になった本をたまたま見つけたとか...
これは個々人で、興味のある臓器、不得意な臓器、時代によっても変わってきますね。
自分(現在40歳代)の場合だと、
ACKERMANのシリーズで、Neoplasms with Follicular/Eccrine/Apocrine/Sebaceous differentiation
文光堂の軟部腫瘍アトラス
文光堂の骨関節の病理診断(町並陸生 著)
Color Atras of Soft Tissue Tumors
ACKERMANのシリーズは赴任した病院に全部揃っていて感動したのを覚えています。「さすが、〇〇病院の図書室は違うなぁ~、これが全部そろっているんだぁ」と。自分では、Follicular/Eccrine/Sebaceousまでは集められましたが、Apocrineだけ手に入れていません。なかなか出てこないんですよね~。このシリーズは各組織型の項目の初めに印象的な絵が載っているのですが、その病気を学ぶときに非常に役に立ちます。この「絵」をみるだけでも価値があると思っています。何とかApocrineを手に入れたい、と今でも思っています。すべて揃った時にはきっと「神龍」が出て来るに違いありません。
骨・軟部はなかなか経験できない臓器の代表格です。なので、大学院生の時に何度もこれらの本を開きました。
自分のように本をバカみたいに買う必要はないかもしれませんが、手に取れる場所に本があるというのは非常に大事だと思っています。
少しでも参考になったり、共感していただければありがたいです。
ではでは。