コンサルテーション

内科はさらに肝臓科、腎臓内科みたいに細分化され、外科も乳腺外科、消化器外科のように臓器別に細かく分かれています。それ以外にも泌尿器科、皮膚科のように特定の臓器を相手に診療しています。

 

病理はどうでしょうか?

 

基本、勤務医としてはその施設で提出されるすべての臓器に関して診断しなければいけません。本当は肝臓病理医、腎臓病理医、乳腺病理医、前立腺病理医、皮膚病理医のように1施設に複数の臓器専門病理医が置ければいいのですが、病理医の総数からも、経営的にも無理です。

 

診断に悩むものはどうするかというと、その臓器を得意とする病理医に意見を求めます。それをコンサルテーションといいます。知り合いの病理医に送る、学会などのコンサルテーションシステムを使う、などなどの方法でコンサルテーションをします。

 

コンサルテーションを受ける時も、送る時もいろいろ気を付けなければいけません。

 

病理に関わる内容は個人情報だらけです。氏名・性別・年齢・臓器名・診断すべてにおいて繊細な個人情報です。

 

そして、コンサルテーションの結果はコンサルテーションを受けた先生の考えであり、それを採用するかどうかはコンサルテーションを送った先生の判断です。

 

微妙でしょ?