病理医
だいぶん間が空いてしまいました、お久しぶりです。「一人病理医」のpatholtanです。以前からお話ししている「一人病理医」に一筋の光明が差し込んだ、というお話しです。 「一人病理医」とは病院に勤務する常勤病理医が一人しかいない状態によく用いられる…
病院の大きさを病床数でよく表します。 今まで、700床、500床、300床の病院で常勤病理医をしてきましたが、いろんな意味で、かなりの差があります。 勤務医の数の違い、検体の数の違い、検体の種類の違い。 700床クラスになると、名前と顔が一致しない医師が…
病理医によるブログですが、病理診断自体のことをあまり書いていませんねぇ。病理医や病理診断の周辺のことについては書いていますが、、、 というのは、すでにいろいろなブログやサイトがあるからです。 例えば、かの有名なDr.ヤンデルのブログ http://drya…
病理医が使う顕微鏡、一般には接眼レンズが10倍だと思います。実際の倍率は対物レンズと接眼レンズの倍率の掛け合わせたものになりますが、対物レンズは何倍のものを使用しているのでしょうか? 自分の場合、対物レンズはx1.25, x2, x4, x10, x20, x40, x60d…
病理医は顕微鏡で見て/診て、病理診断をする仕事です。もちろん肉眼所見も大事ですが、主題からそれるのでここでは置いておきます。 病理医にとっての顕微鏡は、弘法でいえば筆、料理人でいえば包丁、内視鏡医でいえばスコープに相当します。「弘法は筆を選…
病院の電子カルテの端末は多くの場合Windowsだと思います。 個人のパソコンはどうですか? その昔、病理の教室にMacが当たり前のように並んでいたこともあって、Macを利用していましたが、そのような人は40歳半ば以上ですかね? コスト的にも、スペック的に…
コレクター コンプリートしたがり 珍しもの好き 新しもの好き 古いものも好き 頑な・頑固 負けず嫌い 重箱の隅をつつく 根に持つ 例えがち 語源にうるさい 話しだすと長い ん? ただただ年寄りの性質だって? こういう人が病理医になるのか、病理の教育でこ…
病理医について書かれている本に「病理医」は「絶滅危惧種」って書いてあります。その「絶滅危惧種」はどのように生まれ、生き延びるのでしょうか。今回は就職編です。 一般的には、大学院に進み、それと同時にその医局に属することになり、その医局が関連し…
病理医について書かれている本に「病理医」は「絶滅危惧種」って書いてあります。その「絶滅危惧種」はどのように生まれ、生き延びるのでしょうか。今回は誕生編です。 病理医になるには、だいたい以下のような流れが多いと思います。もちろん、内科や外科な…
病理の肉眼所見、顕微鏡所見(組織学的所見)では、いろんなものに例えて表現することが多いのが特徴の一つです。教科書にも「ナツメグ様」とか「ちりめん状」、「花むしろ状」なんて記載があります。 でも、例えた先のナツメグ、ちりめん、花むしろがわかっ…
本日のお仕事もほぼ終了です。 「一人病理医」とは、病院に常勤の病理医が一人しかいない状態を指しています。 気楽でいいね!って言う人もいますが、病理診断を一人でするということは、その病院のすべての科の病理診断を一人で担うことになり、相談するこ…