比喩

病理の肉眼所見、顕微鏡所見(組織学的所見)では、いろんなものに例えて表現することが多いのが特徴の一つです。教科書にも「ナツメグ様」とか「ちりめん状」、「花むしろ状」なんて記載があります。

 

でも、例えた先のナツメグ、ちりめん、花むしろがわかっていないと例えた意味がないんだよね。それぞれどんなものか頭に絵が浮かばないと。みんながわかるもので例えたとしても、時間が経つと誰もが知っているものじゃなくなっていることもあります。

 

ナツメグ、ちりめん、花むしろがすべて頭に浮かぶ人は、そういないんじゃないかな。病理医は教科書に出てくるから、ネットで画像検索して知っていることが多いので、この3つがわかる人は病理医である可能性が高いでしょう(笑)